最近ではボルダリングの完登動画を撮ってSNSで公開しているクライマーを多く見かけるようになってきました。
筆者はあまりボルダリングをしている動画をSNSで公開したりはしないのですが、「自分の登っているところをいろいろな人に見て欲しい」という気持ちはよくわかります。
ところでみんなどんな機材で動画撮ってるの?
いろいろな人の動画を観ていていつも気になっていました。
ボルダリング動画を撮る際にどのような機材を使っているでしょうか。
多くの人がスマートフォンを使って撮影していると思います。
筆者も少し前まではスマホを使ってアウトドアでの自分のボルダリング動画を撮っていたのですが、「登り始める直前までスマホで音楽を聴いていたい」や「スマホのバッテリー消費が気になる」などの理由から最近では動画を撮ることもほとんどしなくなってしまいました。
特にアウトドアでのボルダリングでは怪我のリスクもあるので、スマホのバッテリーはできるだけ温存させておきたいところ。
それでもやっぱり完登している動画を残したい!
「スマホで動画を撮るのは嫌だけど、自分の登っている動画がほとんどないのは寂しい」そんなわがままな人間の希望を叶えるのはもうアクションカメラしかない。
前置きが長くなりましたが、今回は『AKASO V50X』を購入し実際に岩場でボルダリング動画を撮影してみたので使用感や感想を紹介していきたいと思います。
なぜ『AKASO V50X』を選んだのか
トミー・コールドウェルがアンバサダーだったから
もうクライマーにとってこれ以上に強力な判断材料ないよ。
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そんなトミーも愛用するAKASO製品の中でも今回は特にコストパフォーマンスに優れた『V50X』というアクションカメラを選びました。
『AKASO V50X』は1万円を切る価格ながらWi-Fi機能や4K撮影、1350mAhの高容量バッテリーなど、同価格帯のアクションカメラと比較してもスペックは見劣りしません。
『AKASO BRAVE 7 LE』というシリーズはAKASO製品の中でも唯一のデュアルカラーディスプレイを搭載しており画面を確認しながら撮影できる利点はあるのですが、『V50X』と比べて価格が1.5倍である点と、『V50X』もAKASO公式アプリである「AKASO GO」を使えばスマホからアクションカメラの画面を確認しつつ遠隔で操作できる点を考慮すると、やはりコストパフォーマンスという面では『V50X』の方が良さそう。
実際に『AKASO V50X』を使ってみて
正直なところ失敗する覚悟で『AKASO V50X』を購入したのだが、実際に使ってみて非常に満足している。
性能面に関して言えばGoProの方が優れているのは間違いないが、それでもGoProの5分の1以下の価格でこの性能は魅力的である。
実際に岩場で動画を撮影
実際に豊田にある大給城址でボルダリングの動画を『AKASO V50X』を使用し撮影してみました。
解像度とフレームレートは「1080p90」に設定しています。
ズームしてみると少し粗は目立ちますが、記録用の動画としては十分ではないでしょうか。
個人的には大満足です。
『AKASO V50X』こんな人におすすめ
- アクションカメラ初心者
- GoProは高くて手が出ないけど安くアクションカメラを試してみたい
- 1万円以下で使えるアクションカメラが欲しい
- 気軽にボルダリング動画を撮りたい
- できるだけ荷物を軽くしたい
- 登り始める直前までスマホを触っていたい
- トミー・コールドウェルが好き
残念な点
全体的に満足しているますが、唯一の残念な点が公式アプリ「AKASO GO」を使って動画をスマホにダウンロードすると発生するノイズと画質の劣化でした。
どうしても無線で容量の大きい動画のやり取りをする上では画質を落とさざるを得ないのかもしれないが、正直残念な画質になってしまいます。
撮影した動画をスムーズにSNSで共有できることが公式アプリの利点の一つではあるが、この劣化具合だと個人的には公式アプリはアクションカメラの遠隔操作用のためのものと割り切った使い方をすることになりそう。
ノイズや画質を劣化させたくない場合は面倒ではあるがアクションカメラとパソコンをUSB接続して直接動画を取り込む等の方法を取れば画質の劣化などの問題は解決できます。
USBから直接取り込んだ動画の画質
公式アプリを使用して取り込んだ動画の画質
『AKASO V50X』と合わせて購入すべきアクセサリー
『AKASO V50X』には三脚などのアクセサリーが付属しないため一緒に購入する必要がある。
個人的にお勧めしたいのがManfrotto ミニ三脚である。
携帯性が非常に優れている割りに堅牢性も問題なく、しっかりとした安定感もあるのでアウトドアでのボルダリング動画撮影をするような場合この三脚を選んでおけば間違いないと思います。
最後に
『AKASO V50X』が初めてのアクションカメラではあるが、1万円を切る価格でこれだけの映像で撮影できて正直驚きです。
動画撮影のたびにスマホを一々セットして、というような煩わしさからも解放され個人的にかなり満足度の高い買い物ができたのではないかと思います。
ボルダリング動画の撮影用にアクションカメラを試してみたい人にはかなりおすすめです。