パタゴニアのフリースといえば「R2ジャケット」や「スナップT」が有名だけど、今回はあえて「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」を強く推したい。
生地感が良すぎる
そう。生地感が良すぎるんだ。マジで。
いっぺん羽織ってみてほしい。
ベターセーターは他のパタゴニアのフリースとは生地が異なり本体と襟とフードはポリエステルニットフリースを使用している。
このニットフリースがかなり気持ちよくてクセになる。
表面はニット編みのようになっているが、裏面はやや起毛した柔らかな肌さわりの質感をしている。この肌さわりの気持ち良さを余すことなく味わうためには素肌に羽織るのがベター。衛生面を考えるとおすすめはしない。
とりあえずサッと羽織っていけるデザインが日常のアウターとして最適
見てわかるように「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」は余計なものを削ぎ落としたかなりミニマルなデザインをしている。フードはいらないとか言い出すミニマリスト原理主義者が出てきそうだが、馬鹿野郎!フードはいるだろ!デザイン的に!
デザインとして「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」はウェアの一つの完成形であると言っても過言ではない。
個人的に「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」の気に入った点は、丈感の絶妙さ。
パタゴニアのフリースといえばシーズンによっては生地を贅沢に使った妙にクソ長え丈を搭載したデザインを発表することもごく稀にある。
多くの日本人的にはハズレデザインなので街着としては手を出さないほうが無難なのだが、「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」はちょうどいい。
使う場面を選ばない
サイクリング、ハイキング、スキー・スノボ、普段着と「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」は場面を問わずなんでもいける。
パタゴニアのフリースは大きく分けて登山やクライミングなど極限な状況での使用を想定した「テクニカル・フリース」と日常での快適さを求めた「カジュアルフリース」に分類される。
「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」はカジュアルフリースという位置付けではあるが、性能はかなりテクニカルフリース寄りになっている。このハイブリッドなデザインが「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」の着回しやすさに一役買っている。
個人的な使い方としては、秋から冬にかけてのアウターとして普段着や自転車に乗る際に着用していくつもりだ。またクライミングをする人にとっては目的の岩までのアプローチ時に羽織っていく等の使い方が良さそう。
通常のニットとは異なるポリエステル素材なので、アウトドアで使用して汚れてもそのまま洗濯機に打ち込めば大丈夫。
風の強い日でも、ジップをいちばん上まで上げるとちょうど首元がすっぽりと隠れるようになっており、冷風の侵入を防いでくれる。
パフォーマンス・ベターセーターフーディの色とサイズ感について
2019年モデルは、「Black、Feather Grey、Navy Blue」の3色展開。
正直、着回しやすさを考えたら「Black」一択だろう。
サイズ感について
170cmの痩せ型でXSがジャストフィットだった。
デザイン上、腕が特にぴったりとしているため下に厚めのインナーを着込むような場合はワンサイズ大き目を選ぶといいかもしれない。
「R2ジャケットだと街着には機能的すぎる。けどスナップTだと野暮ったいし…」なんて思っている人にとっては「パフォーマンス・ベターセーターフーディ」のスタイリッシュさは試す価値ありだと思う。
パタゴニアフリースの最初の一枚にもおすすめ。