超初心者が興味本位で人狼HOUSEに行ったら悲惨な目に遭った

雑記

人狼に少しハマっていた時期に人狼HOUSEというお店に行った際、非常に面白い体験ができたのでその時の出来事をこの記事では共有していきたい。

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人狼とは

対人形式のコミュニケーションゲームの一種です。
参加者は市民陣営と人狼陣営に別れ、昼のターンと夜のターンを交互に繰り返してゲームを進めていく。

昼のターンでは、参加者は話し合いを通じて「誰が人狼なのか?」を推測していく。逆に人狼陣営は自分が人狼であることを隠し、他の市民が人狼であるかのように誘導していく。昼のターンの終盤では、その時点で人狼だと思う参加者を投票によって決める。
選ばれた参加者は処刑されゲームから追放される。

投票が終わると夜のターンに切り替わります。
人狼陣営は、1人ないし2人の人狼によって構成されており、人狼はお互いが人狼であることをゲームのシステム上知ることができる。
夜のターン、人狼は市民の中から一人を選び出し噛み殺すことができる。
噛み殺された参加者はそのままゲームから追放される。

このように昼と夜を交互に繰り返し市民は人狼の全滅を、人狼は市民の数を上回ることを目指して行きます。

人狼HOUSEについて

人狼HOUSEとは、「誰でも気軽に人狼を遊べるスペース」を提供することをコンセプトに誕生したお店のようです。

人狼HOUSEにはどんな人が来るのか

軽くトラウマになっているのでもう二度と行くことはないが、客層は本当に様々。
社会人から主婦や大学生まで、年齢も職業も様々な人がいました。
そして一定の割合で感情をコントロールすることができない人間が混じっている。

身内で人狼を数回経験しただけの初心者なので、人狼HOUSEで開催される初心者歓迎の日を狙って行ってみました。
到着するやスタッフから簡単な説明を受けるが、あれこれ言葉で説明するよりも実際にやってみる方が手っ取り早いということになり早速その日最初のゲームが始まります。

いきなり小肥りのおばさんにめちゃくちゃキレられる

開始早々めちゃくちゃキレられた。
俺の立ち回りが正直下手だったことは否定できないが、それでも身内で数回人狼をやったことのある初心者なのである。
最初からそんなうまく立ち回ることができるはずもなく、セオリーや定石もわからないので少なからずミスをしてしまうのもある程度は容赦してもらいたい。
もし初心者が下手を打ってしまったのなら同陣営がカバーをすればいいではないか。
ぼくが何をしたというのだ。
役職のカミングアウトのタイミングをちょっと間違えただけではないか。
こちらが少し反論しようものなら、被せるように倍のボリュームでぼくの非を青いイナズマばりに責め立ててくるのである。

この人のこの凶暴性はどこから来ているんだ。
絶対に「好きな食べ物 肉 米」って書くタイプの人種。
冬眠から明けたばかりヒグマを彷彿とさせる荒々しさで人狼を探している。もう人狼を見つけ次第、投票とかまどろっこしいことはせずに首をへし折ってやるぞ、と言わんばかりの凶暴性を前面に押し出してくるので少し泣きそうになってしまった。恫喝によって人狼をあぶり出そうとする昭和の刑事みたいなやつだった。

その後、中二病の大学生が全員に対してブチギレる

おい、ここにはまともな人間はいないのか。さっきまで静かにゲームに参加していたじゃないか。
先ほどの小肥りなおばさんもやばかったが、こいつもなかなかの剛の者である。

人狼では全員による投票でその日の処刑される者を決めるのだが、処刑される者に選ばれると遺言という形でメッセージを参加者に残すことができる。
その大学生は二人の占い師のうちの一人(役職としての占い師は本来一人なので、必然的にどちらかは確実に偽物)で、その日に投票によって処刑されることが決まった。その時の遺言が凄まじかった。

高ぶる感情を隠そうともせず
残念でしたー!!ぼくが本物の占い師です!はい負け!市民の負け!!みなさん、ぼくを吊ったことを後悔してくださいね!!!!では!!!!!などと喚き散らかし処刑されていった。処刑された後はちゃんと大人しい。ギャップがすごいな。どうした?学校生活うまくいってないのか?とりあえず落ち着こう、な?

しかもゲームが終わって役職が公表されると、大学生は本物の占い師だった。
これが「実は人狼だった」なんて展開ならゲームをかき乱すための演技とも捕らえられたのだが、ゲームを超えたマジの怒りだったことが同時に判明する。

ここには前頭葉がどうかなっちゃっている人しかいないのだろうか。
この時点でもう一刻でも早くこの場を立ち去りたかった。

もちろん普通の人もいる

当たり前だ。ヒステリックなおばさんと爆弾作ってそうな大学生ばかりじゃやってられない。

内輪ノリが凄まじい

利用者がやばいくらいならまだ良かったが、残念なことにお店自体の内輪ノリが凄すぎた。

基本的に人狼HOUSEの利用者のほとんどが常連客で知り合いなんだと思います。
ゲーム中も身内話が多く、初めて人狼HOUSEに行ったぼくなんかは完全に話題についていけませんでした。
しかも店員も一緒になってそのノリだから手に負えない。

ただ一度その輪に溶け込めたらすごく楽しめるのかも知れない。
実際に人狼HOUSEに足を運んでみていただかないことには何とも言えないが、怖いもの見たさに遊びに行くのも面白いかもしれない。

最後に

人狼自体はとても面白いゲームなのでこれからも友人と遊ぶつもりだが、初対面同士でやるにはなかなか勇気がいるゲームであることをこの機会に実感することができた。
仲間内での人狼で立ち回りを覚えた人や、色々な人と顔を合わせて実際に人狼をやってみたい人にとっては人狼HOUSEは非常に楽しめるのではないでしょうか。

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