大阪発のクライミングチョーク YAMA TECH の紹介と使用感をレビュー

クライミング

発売当初からずっと気になっていたチョーク「YAMA TECH CLIMBING WORKS」の「fluffy20」をやっと購入してインドアで試すことができたので使用感などをレビューしていきます。

スポンサーリンク

YAMA TECH チョークの特徴

まず気になったのはプラスチック容器である点だろうか。
プラスチック容器のチョークといえば「東京粉末」を思い浮かべるが、「東京粉末」がボトルタイプなのに対して「YAMA TECH」はスクエア型。
個人的には「YAMA TECH」の容器の方が収納スペースを有効に使えるため持ち運びには適しているように感じる。

また容器の口の大きさが「東京粉末」のボトルと比べてやや小さく、直接チョークバッグにチョークを補充するときに全くこぼれる心配がなく使い勝手が良かった。
腰付きチョークバッグのような口の小さいタイプに補充するときは「YAMA TECH」の方が補充しやすそう。
逆に「YAMA TECH」の容器にチョークを継ぎ足すような場合はかなり慎重にやるか漏斗がないと大変かもしれない。

ただ現時点で「YAMA TECH」のチョークはプラスチック容器での販売しかしていないようなので、詰め替え用のパウチタイプがないことが残念。

チョークについて

めちゃくちゃ良い。
インドアでしか使用していないが今まで使ってきたチョークの中で一番良いかもしれない。

チョーク自体はかなりキメが細かくfluffyという名前の通りふわふわとした軽めの質感。
手に非常に馴染みやすく、少量でも擦り込むように伸ばすことで手のひら全体に満遍なくチョークアップすることができた。
手汗の神に愛された汁手クライマーである自分はヌメりによってホールドが持てずに落ちてしまうことが「YAMA TECH」のチョークを使用しているときにはほとんどなかった。これは本当に信じられないことで、悪いスローパーやピンチからの距離出しもチョークのおかげでホールドがしっかりと持てているからかなりの余裕を感じて飛び出すことができた。

「YAMA TECH」のチョークについて特筆すべきはその持続力の高さだろう。
基本的に汁手クライマーの手に課題の最後までチョークが残っていることはほぼないと言われているが、このチョークの場合は10手ほどの課題を登った後でも手のひらにうっすらとチョークが乗っていた。
持続力の高さに関して言えば他のチョークと比較しても頭一つ抜きん出ている印象。これだけでも汁手クライマーにとっては買う価値がある。

コストパフォーマンスについて

200gで1000円という値段は、プラスチック容器であることを考慮するとかなり安い。
GRASPやパンダチョークと比べるとやや高めの値段設定ではあるが、ここぞというときには「YAMA TECH」を使いたくなるほどのクオリティなので総合的なコストパフォーマンスはかなり高いだろう。

他のチョークとの組み合わせ

「たまたまそこにあった」という理由だけでGRASPのチャンキーチョークと混ぜてみたら謎の化学反応が始まってスローパーが意味わからないレベルで止まり始めた。
マジで適当な割合で混ぜてしまったのでSTAP細胞ばりの再現性だけど、チャンキータイプと混ぜることでチョーク全体のバランスが向上したような印象。気温が低く乾燥しているような状況での岩場でのクライミングでもこの方法で水分量を調整することで最適なフリクションを発揮できると思う。

ちなみにGRASPのチャンキーチョークを使う場合、手汗の多い人は軽く踏み砕いてから使うのをオススメする。
踏み砕く際のコツとしては小山田さんのことはできるだけ考えないようにすること。

スポンサーリンク

最後に

実際に使用してみて、手汗の多いタイプのクライマーにも「YAMA TECH」はオススメできるチョークだった。
残念な点としては、製品のクオリティ自体は非常に素晴らしいがプラスチック容器の製品を何度も買い換えるのは若干の抵抗感を感じてしまう。
詰め替えタイプの販売が開始されることを期待したい。

タイトルとURLをコピーしました