ボルダリング検定なんて受けて意味あるの?

クライミング

結論から言うと意味はない。以上だ。

と言うと終わってしまうので、ボルダリング検定について色々と考えたみたい。
ここで想定している意味は、検定としての価値を考えた上で受ける意味であるし、履歴書に「ボルダリング検定3級」とか書いたってちょっとウケるくらいだろう。
まだウケればいいが、普通に足を引っ張って落ちる恐れすらある。まだパンシェルジュ検定の方がマシかもしれない。

ちなみにパンシェルジュ検定とは、パンのスペシャリストになるための資格らしい。
普通になくても大丈夫そう。って言うかむしろ持ってるパン屋さんとかほとんどいないし、持ってるやつの焼いたパンより絶対ヤマザキのダブルソフトの方がうまい。断言してもいい。
パンシャルジュ検定はそういうやつだ。
ちなみにパンシェルジュ検定のサイトに行ってみたらゴリゴリに文字化けしてデータベースエラー画面を吐き出していた。色々な意味で危ない。

盛大な流れ弾がパンシェルジュ検定に被弾したところで話をボルダリング検定に戻したい。

ボルダリング検定は成長の目安になる

クライミングにはグレードという明確な指標があるので、自分の成長度合いを認識しやすい。
ただジムごとにグレード感が異なっているために、一概に「1級」というグレードを指しても、実質「3級」のようなものから1級以上ありそうな強度のものまで含まれてしまうのが現実だ。
いわゆる1級の感覚の共有することができる点で、ボルダリング検定は明確な指標となる。

「ボルダリング検定1級合格」には紛れもなく1級クライマーとしての能力があるという証明としての意味があるだろう。

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金の匂いがキツすぎる

ボルダリング検定が始まった直後の検定料を知っているだろうか。
5級は4500円、1級に関しては9500円である。高すぎるだろ。パンシェルジュ検定だってそんなにしねぇよ。
稼ぐ気満々じゃないか、という不信感を強烈に植え付けるに足る強気な価格設定である。

現在は若干検定料自体は安くなっているが、謎の「ITADAKI」という宗教団体みたいなやつに入会しないといけないらしく入会費が6000円もかかる。
金を稼いでやろうとする前のめりの姿勢がキツすぎる。
それだけでも、ボルダリング検定はちょっとね……と後ずさりしてしまう。

課題はめちゃくちゃ面白い

もうこれはそう。面白い。さすがプロのセッターが入っているだけあって、よく考えられた課題となっている。
チェルノブイリが自然の楽園になっているかのごとく、ボルダリング検定が去った跡地には、そこに残された課題を求めるクライミングアニマルたちで溢れる。
なんと微笑ましい光景。
ボルダリング検定は今後の新たな価値観を生み出すための重要な破壊活動みたいなものだ。
膿のようなものが可視化しつつあるような気すらする。

ボルダリング検定の課題は登っておいた方がいい

これが言いたかった。
検定はどうでも良いけど、ボルダリング検定の課題は一級品なので、是非この機会にでも自分のグレード感覚を修正してみてはどうだろう。

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