市販品より効果的!指皮ケアに最適なクライミングブランドの人気ハンドクリーム3選

クライミング

クライミングにおいてシューズと同じくらい大切なのが指のケア。
薬局などで市販されているハンドクリームでトレーニング後や寝る前に保湿をするクライマーも多いとは思うが、ここはひとつクライマー向けに売り出されているハンドクリームについて考えてみたい。

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なにが市販品よりいい?

クライマー向けとして成分を調整して作られているため、市販品と比べて余計なものが入っていないというメリットが大きい。
指のコンディションを整え、皮膚を補修し、回復することを第一に考えられており、また実際にクライマーからのフィードバックを商品開発に反映させることができるため、市販品と比べると若干値は張るがより意識の高いクライマー向けといった位置付けになる。また素材の多くがオーガニックであるため、自然を愛するクライマーとしては、使っているだけで環境に配慮しているという気持ちになる。

Climb on

クライム オン climbOn! ユニセックス クライミング 【Mini Tube – 0.5 oz.】NONE

まずはClimb onから見ていこう。

成分

蜜蝋、あんず油(アプリコットカーネルオイル)、ラベンダー精油、グレープシードオイル、小麦胚芽オイル、レモン精油、ネロリ精油、トコフェロール

硬めのバータイプなので、蜜蝋のキャリアオイル(エッセンシャルオイルを希釈するためのオイル)における割合が他のハンドクリームと比べて高いのが特徴的。キャリアオイルはあんず油を中心にグレープシードオイル、小麦胚芽オイルを使っているが、あんず油の効果としては皮膚軟化作用、水分保持作用、消炎作用、鎮痒作用などが挙げられる。

精油のブレンドとしては定番の組み合わせで万人向けといった印象。
ラベンダーには瘢痕形成作用といって傷跡を消す作用があり、ネロリの皮膚再生作用との組み合わせで、傷ついた指先の保護と再生を助けている。
レモン精油には余計な皮脂分泌を抑え皮膚の環境を整える効果があるが、光毒性があるので塗った後に紫外線を浴びないように注意したい。

評価

非常にオーソドックスな配合のハンドクリーム。
一般的に売られているハンドクリームと比べても皮膚再生を目的とした成分が多く含まれており香りも万人向けのラベンダーを中心とした配合なので、迷った時は「Climb on」を買っておけば安心だろう。

ジョシュアツリー「Climbing Salve」

ジョシュアツリー ハンドクリーム JTREE001 クライミングサルブ CLIMBING SALVE ハンドクリーム

続いてジョシュアツリーの「Climbing Salve」。
硬さは一般的な蜜蝋を使ったバームであり、指ですくって塗るタイプ。

成分

ひまわり油・ホホバオイル・蜜蝋・ラベンダー精油・ティーツリー精油・安息香・エキナセアオイル・ミルラ精油・コンフリーエキス・カレンヂュラエキス

Climb on」と比較するとベースとなる香りはラベンダーで共通しているが、エキナセア、ミルラ、コンフリーなど、配合にオリジナリティを感じる。キャリアオイルはひまわり油とホホバオイルを使用。ホホバオイルは万能オイルと呼ばれており、乾燥肌・脂性肌を問わず使用されており、非常に肌馴染みと浸透力に優れている。またひまわり油は癖がないのでカレンデュラの浸出油のベースオイルとして使われている。
カレンヂュラオイルはベビーマッサージにも使われるオイルで、低刺激なためどんな肌の人でも安心して使える。

ティーツリーには抗感染作用、抗寄生虫作用、抗ウイルス作用などがあり、自身の免疫力を高めてくれる効果がある。またエキナセアはインディアンが感染症の治療や歯や喉の痛み、傷の治癒のために使っていたという歴史のあるハーブであり、インフルエンザや風邪予防など、ティーツリー同様に免疫力を高め傷を癒す効果がある。
精油のブレンドとしては、自身の自然治癒力を高めて治癒を助けてくれる組み合わせ。

評価

香りとしては、ティーツリーやミルラ、安息香などの樹木系を中心としているので、ウッディーな中にも甘さのある落ち着いた香りのブレンドになっている。「Climb on」が定番なら、「Climbing Salve」はよりこだわりの強い人向けといった印象。
正直、値段が高いがこの配合なら納得。

MUDHAND「マドックハンドクリーム」

福岡県にある「ジップロックボルダリングジム」の独自ブランド「MUDHAND(マドハンド)」から販売されている「マドックハンドクリーム」。「Climbing Salve」に似た固さの塗りやすいテクスチャーとなっている。
Climb on」、「Climbing Salve」と比較するとシンプルだけどそれでいて効果的な配合を目指している。
ラベンダー精油を使用していないのも、ハンドクリームといえばラベンダーの香り一辺倒になりがちなところバリエーションの一つとして嬉しい。
成分を見ていこう。

成分

コメ胚芽油、ヒマワリ油、蜜蝋、トウキンセンカ花エキス、レモングラス精油、マジョラム精油、ティーツリー精油

レモングラスとティーツリーの組み合わせはアロマテラピーの中では定番中の定番で、非常にすっきりとした香りのブレンドになっている。レモングラスには抗菌作用、殺菌作用があり、また水虫対策にも使われる成分が入っているので、手だけではなく足に使ってもいいかもしれない。
マジョラムには切り傷などを治癒する効果があり、皮膚治療にふさわしい精油のひとつとなっている。
効能も大切だが、クライミング後の体を香りによってよりリフレッシュしたい場合は、「マドックハンドクリーム」の配合がオススメ。

評価

Climb on」、「Climbing Salve」と比べると安価なので、日常的にたっぷりと使えるコンセプトが伺える配合といった印象。毎日登って、毎日きちんとケアをするクライマーにとっては「マドックハンドクリーム」は最有力選択肢のひとつになるだろう。

最後に

指先のガサついた人間は二つの意味でモテないので、ハンドクリームをいろいろ試して自分にあったものを見つけてもらいたい。

【2019年版】クライマー向け!ドラッグストアで手に入る指皮保護ハンドクリーム7選
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