THE NORTH FACE CUP で予選通過するためにやったこと

クライミング

国内最大級のボルダリングコンペ「THE NORTH FACE CUP 2019」に参加しました。
結果はボーダーを大幅に超えて予選を突破。
いわゆる激戦区と呼ばれるエリアから出場したのですが、今回は予選を突破するために行ったことを共有していきたいと思います。

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ノースフェイスカップとは

「ノースフェイスカップ」はDivisionというカテゴリーに分かれており、ボルダリングのグレードによって下からDivision Fun、Division4、Division3、Division2、Division1となっています。個人的には、Division2はセミプロ、Division1は化け物が競い合う別次元のカテゴリーになっています。

また予選を突破するのが難しいカテゴリーとして、Division Fun、Division4が挙げられる。
理由としては圧倒的に競技参加者が多く競争率が他のカテゴリーと比べて高いということ。

そのDiv4で今大会予選を通過することができた。
オンサイト能力を高める、とか1時間戦い抜く体力をつける、とかそういう当たり前のことは書きません。コンペは全課題オンサイトできれば誰でも突破できます。今回はそんな圧倒的な実力で突破できる超人ではなく、予選通過ボーダーライン付近にいるDiv4挑戦者のための記事になっています。

予選突破するためにやったこと

  • 必要最小限のウォーミングアップ
  • 捨て課題を見分ける。
  • スラブは中盤に片付ける
  • 一番簡単な課題は終盤
  • 前日にノースフェイスカップのinstagramに上がる課題の動画を見まくる
  • 知り合いとコンペ中に情報交換をする
  • スタートは先頭、もしくは2番目を死守

必要最小限のウォーミングアップ

コンペに緊張は付きものである。
緊張をほぐすため、ついついウォーミングアップに時間をかけすぎたり無駄に柔軟をする人がいるがやめた方がいいだろう。
手足がすっと冷たくなるような感覚に陥るかもしれないが、そういう場合はできれば軽くジョギングをして心拍数を高めるか、好きな音楽を聴きリラックスできるムードを作りたい。
音楽と自分の精神状態を結びつけるために、普段の練習前にお気に入りの音楽を聞くことも条件付けの一つとして有効だろう。

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捨て課題を見分ける

最近のクライミングコンペ界隈では、「グレード詐欺」という言葉をよく耳にする。
グレードのサバを読んで、自分のグレードよりも低いカテゴリーに出て無双することなのだが、これはもうコンペの仕組み自体が変わらない限りなくならないので「グレード詐欺師」については考える必要はない。
ただ「グレード詐欺師」を炙り出すやたら難しい課題がFun、4カテゴリーには2つほど設定される傾向にある。
その課題を捨て課題と呼びたい。この課題は完登しなくても予選は通過できるので、適当にボーナスさえ取る事が出来れば深追いする必要はない。ボーナスだけ必死で取ったら次に行こう。

スラブは中盤に片付ける

スラブはすぐに落ちてこないので終盤にトライするのはメンタル的に辛い。
また序盤に登るよりも、ある程度正解ムーブが共有される中盤にトライするのがベストである。
スラブはフラッシュしよう。

一番簡単な課題は終盤

ガラガラだから。
ジャッジのスタッフの人もめちゃくちゃ暇そうにしてるから、空いたタイミングで相手をしよう。

前日にノースフェイスカップのinstagramに上がる課題の動画を見まくる

ノースフェイスカップのinstagramは是非フォローしておこう。
前日に課題の動画を上げてくれるので、課題の傾向や立ち回りを練る事が出来る。

知り合いとコンペ中に情報交換をする

一人で戦うよりも二人で解決した方が効率的だ。

スタートは先頭、もしくは2番目を死守

一番最初のトライに数分も待つことの時間のロスは精神的にもよくない。
また万が一そのトライで決める事ができないとそのまま焦りから崩れていく可能性がある。

コンペ前の食事について

当日の朝は消化吸収の良いバナナなどを満腹感を感じない程度に食べました。
バナナには体内の水分を調整してくれるカリウムが豊富に含まれているため積極的に食べたのですが、「緊張感の割にはいつもと比べてあまり手汗が出なかったかな?」と少なからず効果を実感することができました。
コンペ中はブラッシングする余裕がほとんどないので、いかにメンタルと手汗をコントロールするかが重要です。

ちなみにものすごく手汗っかきなのでコンペ中の手汗をどうするかが一番の問題だったのですが、コンペ中はかなりコントロールできたように思います。

色々試した内容は、こちらの記事でまとめています。

コンペ中の水分補給のタイミングの重要性

喉が渇いたと感じたらすでに脱水が始まっていると言われています。
脱水になると明らかに運動パフォーマンスは低下するので、タイミングを見てこまめに水分補給をしました。

ジムでのトレーニング中から運動中にクエン酸とBCAAを水分と一緒に摂取していたのですが、運動パフォーマンスが向上をはっきりと実感できていたためコンペ中も取り入れてみました。
これがかなり予選通過にいい影響を及ぼしたように感じます。

実際に飲んでいたのは、こちらです。

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500mlのナルゲンボトルに溶かして飲んでいます。
コンペ中もナルゲンボトルに入れて持ち運んでいましたが、大口で非常に飲みやすく重宝しました。

エナジードリンクを飲むタイミング

コンペ中はレッドブルお姉さんから無料でレッドブル一本をもらうことができます。
どうしても一手を保持することができないくらいコンペ中に疲労感が溜まってしまったら、そのタイミングでレッドブルを飲みましょう。
コンペ前からカフェインを摂取することは望ましくありません。

グッとカフェインを摂取するとアデノシン受容体への作用により30秒程度で効果が出始めます。
脳が「いやまだ行けんじゃね?」とドーパミンなどの神経伝達物質の放出し始め低下したパフォーマンスが少しだけ復活します。

カフェインが切れた時に反動でめちゃくちゃぐんにゃりになるけど予選突破できるなら安いもの。

最後に

正直、ベルトコンベア式(順番に並んで課題にトライする方式)でのボルダリングのコンペはうまく立ち回れるかどうかで通過は8割決まると思っています。
一つの課題に固執しすぎないで、リアルタイムリザルトを見ながら空いてるところを効率よく回るのが予選通過の鍵である。

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